第5週 授業


今週は年中・年長ともに6領域のうち言語の回でした。

小学生以降の教科としては国語につながる分野ですが、算数、理科、社会・・・どの分野の学習も日本語環境で学習するならば、日本語という言語を通して理解しなければなりません。そういう意味では、「国語につながる」と一言で言うことはできません。


幼児と言うと、単語での表現から少しずつ文として表現しようとする段階です。一生懸命、お母さんやお父さんに伝えようとするのですが、その際に多用するのは名詞と動詞です。


物の名前(名詞)と動きを表す言葉(動詞)から、まずは語彙力を増やしていきます。しりとり遊びは、まさに名詞の語彙を増やすのに適した遊びです。もちろん幼児相手に、「『歩く』は動きを表す言葉で、『みかん』は物の名前を表しているんだよ」と教えません。名詞と動詞は異なる種類の言葉だということを、感覚的に知ることが大切です。


年長クラスでは、動物や果物が書かれたカードを見せて、何文字(いくつの音)で構成されているかを学びました。例えば、「りんご」ならば3音です。日本語は一文字で一音を表す「一音一文字」の言語です。これをカード教材を使いながら体感してもらいました。




さて、思考力を育てる上でも必須です。大人も子どもも、頭の中で何かを考える際、必ず言語を介しているはずです。たとえ他者に伝える際に英語、ベトナム語・・・といったほかの言語を使っても、母語を日本語とする人ならば、頭の中では日本語という言語を介して思考するはずです。


では思考力を育てるために、何をすればいいのかというと、まずは子どもの話をじっくり聞くことです。これをおうちで毎日おこなうことで大きく結果は変わってきます。論理性がなくても、つっかえつっかえでも、語彙力がなくても構いません。とにかく子どもが今の言語力でお父さん、お母さんに一生懸命伝えようとするプロセスこそが大切です。その際、何か間違った話し方や言葉遣いなどをしていても、否定や訂正はしないでください。


こればかりは週1回の授業で、私がどんなに頑張っても、毎日の親子の会話の積み重ねの成果には敵いません。逆に言うと、お父さん、お母さんにしかできないことなのです。これが土台となり、さまざまな子どもの能力が伸びていきます。



言語というのは思考力を育てるうえで、かなり重要な要素です。しかし何か難しいことをしなければいけない、というわけではありません。思考力を教科学習につながる分野で効率よく伸ばす、6領域の理解のきっかけをつくる、、、といった技術的なことはこぐま会の授業にお任せください。しかし、一番大切な「毎日の親子の会話」は私にはできないことですので、ぜひよろしくお願いします。


第5週もありがとうございました。

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