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第3週目 授業


今週は第3週目の授業をおこないました。年中、年長クラスともに「数」の領域です。

数の領域の学びで気をつけたいこと。


それは、例えば「うちの子は50までの数を理解できるようになった」と、大人が早合点してしまう傾向にあることです。


数は、日常生活の中に頻繁に登場するため、図形・言語・未測量など他の分野に比べて大人にとって教えやすい単元です。子どもたちを見ていても、普段の生活の中や周りの大人との会話の中で数について学ぶ機会がたくさんあるのかな、と感じることは非常に多いです。


小学生では、学校や塾で教わる前から「そんなの分かってるよ~!」という子も多くいます。


さて、話を戻します。

例えば20までの数を唱えることができるようになったら、30、50、100と次の数をどんどん教えてあげたくなるのが教える側の心情です。しかしご注意いただきたいのは、数の学習は唱えること(数唱)ができれば終わり、というわけではないことです。


①数をしっかり唱えることができる

②具体物に即して、正確に数えることができる

③たくさんあるものの中から、指示された数だけ取り出すことができる


こぐま会では、③までできて、「数えられるようになった」と捉えます。



授業では、年中・年長クラスともに野菜と果物の模型を用意して、「りんご1個となす3本持ってきてください」と講師が子どもにお使いをたのみました。③の練習にあたるわけですが、何を持ってくるのかを短期的に記憶するというトレーニングも兼ねています。



視点を変えてもう1点。

第1週、第2週の授業では「1番目、2番目・・・」と数える練習を何回もしました。これは数を順序数として捉えています。しかし今回は「りんごを3個持ってきてください」という言い方をしています。これは数を集合数として捉えていることになります。集合数とは個数や総数を表します。



集合数の理解は、数の構成につながります。「5は1と4」、「5は2と3」、「10は4と6」と、数がいくつといくつで構成されているかの理解です。これがたし算・ひき算の理解の土台となります。年長では、5や10の構成を指を使わずに答えられるようになることを目標にしてください。年中では、例えば5本の鉛筆を机の上に並べ、そのうちの何本か隠します。「何本かくれたかな?」とゲーム感覚で「鉛筆のかくれんぼ」をしてください。(もちろん鉛筆でなくても大丈夫です。5のうち何個隠れたかを当てっこすることがポイントです)


これが計算・暗算の土台となり、たし算やひき算が難なくできるようになります。数の構成を+、-、=という記号で表すだけだからです。計算式は数の構成の後です。就学準備などの際、ここの順序を間違えないようにご注意ください。小学校のカリキュラムもそうなっています。



数の理解は奥深い世界です。

日常生活の中にも学びの機会はたくさんあります。いろいろな工夫で、ぜひトライしてみてください!