第12週 授業


年長クラスは「理科的常識の理解」、年中クラスは「手先の巧緻性」というテーマで授業をおこないました。


理科的常識の理解で具体的におこなった内容は、野菜・果物の切断をして、その断面の形や内部構造を知ること、キューピーは鏡にはどのように映るか、花の名称と季節を知る、などです。ホーチミンに住んでいると、どうしても春夏秋冬を感じることが難しいです。年中行事(正月、節分、ひな祭りなど)を幼稚園やご自宅で体験するということはできますが、野菜や果物、花の季節(旬)は意識して子どもに示さなければなりません。


野菜・果物の切断は算数の空間認識能力にもつながる話です。未来の話ですが、中学受験・高校受験で子どもが概して「わからない」と困る問題の1つが立体の切断です。たとえば立方体をナイフで切ったら、切り口がどんな形をしているか、イメージがつかないというものです。これができる子とできない子の1つの違いは、似たような体験を過去にしたことがあるか、ということです。それが原体験となり、後々理解ができるようになるのです。



手先の巧緻性は、簡単に言うと「手先を器用にしよう」ということです。もちろん器用になるに越したことはありませんが、大切なのはハサミやのりを使って作業するプロセスです。きれいに切るために、集中して目で確かめながらハサミで切る、ミスしたら修正する方法を考える、など作業中には手先だけでなく頭もフル稼働しています。ここに意味があります。


今回は製作課題として、猫、魚をハサミで切り取って、棒をつけてペープサートを作りました。第6週でも製作課題はありましたが、その時と比べて曲線が非常に多くなり、切り取りのレベルを上げています。きれいに切れる子、うまくできない子、さまざまいましたが、工作教室ではありませんので、作品の完成度を問うのではなく、製作作業のプロセスを見ています。


このような課題をおこなうとき、どのタイミングで、どのように声を掛けるかが講師には問われます。どのように紙を持ったらケガをしないように切れるか、失敗してしまったらどうしたらよいか、次はどうすればいいか、考えさせるようにしながら少しずつ声掛けをしました。



次回はテストです。

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