第22週【図形】授業

最終更新: 1月30日


第22回の領域は図形でした。

以前おこなった教育講演会や授業内でもお話させていただいておりますが、算数で差がつくのは「数・計算」以外の領域です。そのうちの一つが図形なのです。図形の理解とは「頭の中で図形をイメージしながら課題解決ができるかどうか」です。


図形のイメージトレーニングの1つに、パズルがあります。たとえば三角を4つ合わせて正方形を作る、というようなものです。なかなか日常生活の中に学びのチャンスを見つけるのは難しい内容ですので、市販されている教材もたくさんあります。パズルとは、バラバラのピースをつなげて一つの大きな形を作るというものです。これは大きな効果があり、「図形構成」という学習です。


しかし忘れてならないのが、その反対の「図形分割」です。図形分割と図形構成は表と裏の関係にあるものです。形をバラバラにする(図形分割)、形をもとの通りに組み立てる(図形構築)ということです。


図形の苦手な子こそ、図形分割と構成を1セットとして考えて学習しなければなりません。


例えば、

①折り紙を1つの対角線で切ると三角2つに分かれます。

②折り紙を2つの対角線で切ると、三角4つに分かれます。


折り紙を縦に、横に折って複数の四角形に分けることはすぐに理解できる子が多いのですが、上の①と②のように、正方形を三角という全く異なる図形に分けられるということは、体験しないとわかりません。


指導の経験上、三角形4つで1つの正方形をいきなり作れる子はいません。②のように分割して、再構成するという手順で経験しなければ理解できません。



小学校入試でも図形構成は頻出なのですが、図形構成の練習ばかりやってもできるようにはなりません。図形分割⇔図形構成の往復を何度も経験することで図形のイメージが身についていきますので、家庭学習にもこの考え方をぜひ取り入れてください。


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