第25回は未測量分野でした。
※年中・年長クラスで進度が異なっていますので、授業実施とブログにタイムラグが生じています。申し訳ございません。
年中クラスでは「順対応」、年長クラスでは「逆対応」というテーマで学習しました。
順対応とは、例えば
7段階の大きさの人形と服を、大きさが合うように組み合わせていきます
1番目に大きい人形と1番目に大きい服
2番目に大きい人形と2番目に大きい服
・・・
このように2つの物の大きさや長さの系列を対応させるのが順対応です。
逆対応とはその逆です。
1番目に大きなものと1番目に小さなもの
2番目に大きなものと2番目に小さなもの
・・・
問題例としては、
5段階の水の量のコップを用意して、「はじめはどのコップも同じだけ水が入っていました。お水を一番たくさん飲んだのはどのコップですか?」です。
「一番たくさん飲んだ」=「一番量の少ないコップ」なのです。
他にもローソクを使用した問題もあります。今あるローソクから、燃えた分のローソクの長さを推理して答えなければなりません。
一番たくさん燃えたローソクはどれですか。答え:一番短いローソク
しかし、4番目にたくさん燃えたローソクはどれですか。となると難しくなります。系列を意識しながら「燃えたローソク」という目に見えない部分を想像するのに難しさがあります。
実際、4番目にたくさん燃えたローソクはどれですか?と問うて、4番目に長いローソクを選んでしまう子が1/3程度います。(正解は4番目に短いローソク)
年中さんの今の段階では、カードをつかった順対応はできますが、ペーパー上に書かれた(動かせない)順対応は難しいです。授業では応用問題として7段階の大きさの順対応をおこないましたが、まずは4~5段階の大きさ・長さで練習することをおすすめします。
年長さんの逆対応も、少ない系列数で始めた方が安全かもしれません。
こぐま会のカリキュラムも後半戦に入ってきて、かなり難易度も上がってきています。小学校受験をする可能性のある方は、ぜひご家庭での復習をおこなってください。