第26週【位置表象】授業

最終更新: 1月30日


第26週は位置表象の領域です。


年中クラスはこれまで上下・前後・左右の位置の表し方を学んできました。今回はそれらを総合した復習と位置の記憶を扱いました。


やはり一番難しいのは左右の理解です。自分の右と左の理解は定着し始めていますが、例えば自分と対面する相手の左右や横を向いている人の左右を理解するにはまだ時間が掛かります。しかし、ここで大切なことは「自分と異なる向きの人の左右は、自分とは異なる」ということを認識する点にあります。これは頭の中で「もし自分がこの人なら…」と立場を変えて考えなければなりませんので、空間認識能力を育てることにも大きく役立つトレーニングです。空間認識能力と言うと、図形領域をイメージしてしまいがちですが、図形領域以外でも育成することができるのです。


年長に進級すると、例えば上下左右を組み合わせて「上から〇番目、左から△番目」といった二次元の考え方で場所を表すことを学びます。その前に、上下・左右・前後それぞれ一次元での場所の確実な理解が必要になります。




年長クラスでは四方からの観察の2回目です。例えば、テーブルの上に直方体と球の積み木を並べて置いて、四方からそれぞれどのように見えるかを実際に自分で観察して、その違いを理解します。


上記の積み木2つであれば、反対側から描くとそれぞれ積み木の位置が左右が反対になるように書けばそれでよいのでそこまで難易度は高くありません。しかし、「花瓶(花が右に向いて差してある)とコップ(鉛筆が左に向いて差してある)」を反対側から描くと一気に難易度が上がります。花瓶とコップ、花と鉛筆の向き、2要素を左右反対に描かなければならないからです。


事物を四方から見たらどのように見えるか、というのは空間認識能力を育てるうえで非常に大切なトレーニングです。そしてこれは実際に観察しながら、体験しながら学ばなければ習得することはできません。日常生活の中で自然と学ぶにしても、なかなか機会の訪れない内容なので、幼児教室に通うことの大きな一つのメリットにあたります。一朝一夕に身に着く能力ではなく、まだ脳が柔軟な幼いころにこそ習得しやすいとも言えます。




カリキュラムの後半は応用的な内容も多いため難易度が上がっています。年長クラスではこれから1年間の仕上げに入っていきます。年中クラスでは年長クラスの予習も同時並行でおこなっていますので、いまのカリキュラムを完璧に100%できなくても焦る必要はございません(ただし小学校受験生は要復習)。


次回は数の領域です

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