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第29回【言語】授業

最終更新: 1月30日


第29回は言語の領域です。

カリキュラムも後半に入ってきていますので、特に年中クラスでは、本当にしっかり積極的に聞かなければ問題を解くことができないレベルになってきました。年長クラスでは主語・述語だけでなく、助詞(~は、~に、~を等)も授業で扱い、文を単語レベルにまで細かく分けて考える時間も設けています。


年中クラスは、絵本の読み聞かせ(30分)→話の内容理解カード問題→ペーパーという順序でした。小学校で「読み」「書き」を教わる前に、「聞く」「話す」をしっかり学んでおきたいのが幼児期です。「聞く」にも段階があり、ただ会話ができればよいというわけではなく、話を聞いて自分の必要な情報を得る(聞き取る)ことができるか、というのは1段階上の能力です。


単にお話を聞くことが「受動的な聞く」であれば、この力は「能動的な聞く」です。まずは人の話をきちんと聞くという態度が身についていなければできるようにはなりません。



年長クラスは、聞き取り練習→反対ことば→助詞という順序で授業を進めました。形容詞(きれい、大きい等の様子や状態を表す言葉)の語彙力を上げるためには、対になる言葉(例:大きい⇔小さい)で学ぶことが大切です。年中期は長い、重いも「大きい」と表現していたはずです。未測量の領域の学習で、大きい⇔小さい、長い⇔短い、重い⇔軽い、と正しく表現することを子ども達に求めていました。


ただ反対ことばを唱えて学ぶよりも、「プールは広いけれど、おふろはせまい」のように短文をつくり、リズムよく唱えていくと定着しやすくなります。



最後に助詞です。


太郎君はお風呂( )入った。


( )に入る言葉は何か、と子ともに問うても始めからできる子はなかなかいません。助詞「に」という一単語だけに注目する機会はそうそうないからです。「お風呂に入った」と短文として口にするはずです。小学校受験をされない方は、助詞のみの空欄補充問題ができるようになることは求める必要はありません。しかし、助詞に注目する機会はあまりないはずです。助詞1つ変わるだけで意味が通らなくなってしまうのも日本語特有の難しさでもあります。それを味わうきっかけになればと講師としては思います。